2013年12月30日月曜日

毒ギョーザの動機と酷似?非正規のテロ?~マルハニチロ農薬混入事件

誰が見ても人為的に意図的にやったのは明白。

これは中国の毒ギョーザ事件の犯人の動機と同じ構図。
同じ仕事をして正規と非正規で人間とそれ以下の格差。

ボーナスの出る正規、ボーナスの出ない非正規、
当然、非正規には会社への忠誠心など芽生えるはずがなく
雇用期間が切れる前に嫌がらせしてやろうと思う輩も出てくる
空気が今の日本の雇用環境にはある。
その嫌がらせが企業存亡のレベルになってることをやってる本人はわからないが企業にとって人件費をケチったツケ=リスクであることを自覚すべきだろう。

食品大手のマルハニチロホールディングス(東京)グループで起きた冷凍食品への農薬混入問題。

 同社は大規模な自主回収に乗り出したが、原因は特定できておらず、何者かが人為的に混入した疑いも残る。「身近な食品を信じられないなんて」。年末年始に備えて冷凍食品を買い込んだ家庭に不安が広がった。

 「深くおわび申し上げます」。29日、都内の本社で記者会見に臨んだマルハニチロホールディングスの久代くしろ敏男社長と、問題の食品を製造した子会社のアクリフーズの田辺裕ゆたか社長は深々と頭を下げて謝罪した。

 両社が最初に、客から「食品から異臭がする」という申し出を受けたのは11月13日。それから、公表まで1か月半以上が経過している。この点を問われると、担当者は「群馬工場が9月に工事をしたことから、ペンキなどの臭いが移行したと判断した。農薬とわかるのが遅れ、反省している」と釈明した。

 問題の食品はいずれもアクリフーズ群馬工場で製造されたが、食品の種類はピザやコロッケ、フライなど複数で、販売場所や原材料の生産国もバラバラ。田辺社長は「人為的な混入の可能性も含め、あらゆる調査をしている」と強調した。

 最も懸念されるのは健康への影響だが、混入した農薬マラチオンの毒性は比較的低いとされ、マルハニチロホールディングスの担当者は「例えば最も高い濃度が検出されたコロッケでも、体重20キロ・グラムの子どもが1度に60個を食べて、初めて急性の中毒症状が起きる程度。健康への影響は少ないとみられる」と説明している。

 一方、群馬県は30日、アクリフーズ群馬工場に対し、食品衛生法に基づく立ち入り検査を行う。同県衛生食品課によると、農薬の検出結果、生産システム、清掃状況などを調べるという。

(2013年12月30日10時28分  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131230-OYT1T00193.htm?from=top

中国・毒ギョーザ事件、被告が罪を認めるも工場は倒産 (2)

待遇に不満を抱きギョーザに農薬を注射

 30日、石家庄市中級人民法院で行われた初公判では、在中国日本国大使館の関係者やメディア関係者など約80人が傍聴した。検察が読み上げた呂被告の供述によると、同社で働いていた期間、ボーナスや賃金に不満があり、事件を起こすことで待遇改善を会社に求めることが犯行の動機だったという。

 呂被告は法廷で、「同社の食堂で15年間働いていたにもかかわらず、臨時社員の待遇しか受けられなかった。毎月の賃金が正社員よりも少ないだけでなく、年末のボーナスも正社員が7千元(約11万円)以上だったのに、自分は100元(約1600)だった」と陳述した。

 呂被告は、騒動を起こして会社の注意を引くと考え、07年5、6月には、工場周辺の衛生所と工場内の衛生所から、注射器2本を手に入れ、さらに、工場の環境・衛生事務所から農薬のメタミドボスを盗みだした。そして、07年7、8月に、工場の冷蔵庫に入り、冷蔵されていたギョーザに注射器でメタミドボスを注射したが未遂に終わったという。その後、10月から12月の間に、再び3回にわたり、冷蔵庫内のギョーザ6-9箱にメタミドボスを注射した。

http://j.people.com.cn/94475/8347896.html
http://www.peeep.us/77ab6f11

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